V.A./BKS-05 (12") LTD
Brooklyn Swayは、ブルックリンのアンダーグラウンドから選ばれた新たなオールスターキャストを迎え、5作目となるEPをリリース。いつものようにヴァイナルのみのリリースで、ラベル・アートはニューヨークの壁画のレジェンドであるCernが担当。
レーベルの常連であるVivian Wang & DeWinterは”What About Love”で、タフだがドリーミーなスタイルでA面をリード。大幅に加工されたニューヨークのハウス界の第一人者Kevin Williamsのヴォーカルが、真のニューヨークのアフターアワー・テイストを醸し出している。次にDavid Pagliaも度々レーベルに貢献しており”Spellbound”は、ダブ・ベースと安定したブレイクビーツのバックボーンでリズム・セクションを強化し、リキッド・パッドとヴォーカル・フックがダンサーを魅了する。
フリップサイドはグライムをさらに盛り上げ、レーベル代表のJay Prouty、ニューヨークのOG Emma、そしてDeWinterのアフターパーティーが危険な状況になったときに備えて丹念に作られた”What We Do”で始まる。ヒップホップのアカペラが、フルート、ブレイク、そして荒々しいハウス・ビートの緻密な網目の中を浮遊する。賢いDJは、ここにメインフロアの可能性を感じ、ギャングスター・リーンと適切なハウス・ダンスの中間的な揺れを感じるだろう。Soul ClapのCharles Levineに紹介は不要だ。そして、彼の”Gimme A Break”も同様に文字通りの曲で、ファンキーなブレイクビーツにエフォートレスなヴォーカルが華を添え、ハードさとスムースさの絶妙なバランスを保つ、正にブルックリンで好まれるスタイルだ。